中華民国（台湾）は29日に大規模な地方統一選挙を行なう。馬英九総統は24日午前、「国際青年民主主義者（IYDU）選挙視察団」と会見、来台を歓迎すると共に、メンバーが自国に戻ってからはより多くの人たちに、中華民国が台湾において民主政治を推進している現況を伝えてくれるよう希望した。
馬総統は、台湾における民主の成果は近年、国際社会から広く評価されているとし、米国の非政府組織「フリーダムハウス」の「報道の自由度報告」で、台湾が「報道が自由」と評され、アジアにおける順位もトップレベルとされていることを紹介した。
また、最近は中国大陸からの観光客が多く台湾にやってくるようになり、これら観光客が最も好む場所の一つが選挙活動の場だと指摘、中国大陸では台湾のような活気にあふれる選挙活動は見られないからだと説明した。
「国際青年民主主義者」は「国際民主同盟（International Democrat Union, IDU）」の青年組織。「国際民主同盟」は1983年に創設され、56の民主国家と、同じ理念を持つ70あまりの政党によって組織された国際的な政党交流組織。